ホワイトニング
ホワイトニングとは

よくクリーニングとホワイトニングは間違われることがありますが、クリーニングは歯垢(プラーク)や歯石、ステイン(着色)を専用の器具を使用し除去することを言い、ホワイトニングはご自身の歯を特殊な薬液によってもともとの色より白くしていく事を言います。基本的には先にクリーニングを行い、それよりもさらに白くしたい場合に行うものです。
ホワイトニングには幾つかの種類があります。歯科医院にて歯科医師の管理の下で行うオフィスホワイトニングと患者様ご自身がご自宅で行うホームホワイトニングです。
オフィスホワイトニング

歯科医院にて、歯科医師の管理の下、歯の表面に効果の高いホワイトニングの薬液を塗布して、歯を白くする方法です。
即効性があり、短時間で大きく色を変えたい方にオススメです。
メリット
- 歯科衛生士が施術を担当するので、
ムラが少ない仕上がりになります - 1回の施術でも、
ホワイトニング効果を得やすい - 色戻りがしにくい
デメリット
- 薬剤を使用する際、
痛みを感じたり、
沁みたりする場合があります
施術の流れ
カウンセリング
まずは患者さんのご希望や歯の色の悩みを伺い、ホワイトニングが適しているかを判断します。口腔内の状態をチェックし、必要に応じて治療計画を立てます。
※1回の施術は1~1.5時間、約3回ほど行いご希望の色に近づけていきます。

クリーニング
歯の表面に付着した歯石・着色汚れ(ステイン)を除去します。これによりホワイトニング薬剤の効果を高めます。
※汚れが多い場合は、複数回に分けて処置することがあります。

ホワイトニング薬液の塗布
歯ぐきを保護した後、専用の薬を歯の表面に塗布します。その後、専用の光やレーザーを照射し、薬剤の効果を促進します。

歯科衛生士による薬液の洗浄
所定の時間が経過したら、薬剤を丁寧に洗い流します。必要に応じて、再度薬液を塗布して照射を繰り返すこともあります。

歯のコーティング
ホワイトニング後の歯を保護し、しみやすさを軽減するために、フッ素や専用コーティング剤で仕上げます。これによりホワイトニング効果を持続させやすくします。

結果の確認
施術後に鏡で歯の色の変化を確認します。ビフォー・アフターの写真やシェードガイドで比較することが一般的です。必要に応じて、今後のケアや追加施術についても説明を行います。

ホームホワイトニング

患者様の歯に合ったマウスピースを作り、ご自宅で、ご自身で、そのマウスピースにホワイトニングの薬液を入れて装着し、歯を白くする方法です。
薬液は弱いため、大きく色は変えられませんが、ご自身のペースでゆっくり行えます。
メリット
- 自宅で簡単にホワイトニングができます。自分の好きな時に、好きなペースで歯を白くすることが出来ます
- マウスピースは繰り返し使用が可能です。ホワイトニング後に専用のケースに保管しておけば、いつでも再度、始めることができます。ジェルは追加購入できます
デメリット
- 白くなるまでに時間がかかる場合があります。
ホームホワイトニングの薬剤はかなり濃度が低いため、テトラサイクリン変色歯や、神経のない歯などは、健全歯に比べ、時間がかかることがあります - ホワイトニング期間中は食べ物や飲み物に注意が必要です。着色生の強い飲食物は、ホワイトニングの効果を減少させ、思い通りの白さになりにくくなる可能性があります
施術の流れ
カウンセリング
まずは患者さんのご希望や歯の色の悩みを伺い、ホワイトニングが適しているかを判断します。口腔内の状態をチェックし、必要に応じて治療計画を立てます。

クリーニング
歯の表面に付着した歯石・着色汚れ(ステイン)を除去します。これによりホワイトニング薬剤の効果を高めます。
※汚れが多い場合は、複数回に分けて処置することがあります。

マウスピース型取り
患者さんの歯列に合った専用のマウスピース(トレー)を作成するため、歯型を取ります。数日で完成し、フィット感の高いホワイトニング用トレーができあがります。

直接お渡しかご自宅へ郵送
完成したマウスピースとホワイトニング薬剤をお渡しします。
来院時に使い方をしっかりレクチャー。希望者にはご自宅へ郵送する対応も可能です。

ご自宅でホワイトニング
自宅でマウスピースに薬剤を入れて、毎日1~2時間程度装着します。通常は2週間ほど継続して使用します。ゆるやかに自然な白さに仕上がるのが特徴です。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。最も患者様の理想的な歯の色に近づけます。
メリット
- 色戻りがしにくく、
ホワイトニングの白さが持続します - 短期間でも白さがアップします
- 色ムラが少なく、
より自然な白さを引き出せます
デメリット
- オフィスとホームホワイトニング
両方の治療を
する都合上、コストがかかります
その他
ホワイトニング治療
歯ぐきをきれいにする
「ガムピーリング」
ガムピーリングとは、歯ぐきに沈着した皮膚を分解し、元の自然な色を取り戻す治療です。歯肉のホワイトニングともいわれており、専用の薬液を使用して、皮膚のピーリングと同じような仕組みで、歯ぐきの色素を除去していきます。長年の喫煙や銀歯による歯ぐきの変色にお悩みの場合は、ガムピーリングのご利用がおすすめです。喫煙により歯ぐきが黒っぽく変色してしまうことがあります。特殊な薬液を歯ぐきに塗布することで、本来の生まれ持った綺麗な色の歯ぐきに戻すことができます。

ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチとは、外傷や虫歯などで神経を失った失活歯に対して行うホワイトニングです。失活歯は、歯に酸素や栄養が届かなくなるため、時間の経過とともに歯の変色が起こりやすくなるのです。治療では歯の中に高濃度の薬剤を注入し、歯を内側から徐々に白くしていきます。十分な白さになった後に薬剤を取り出して、治療完了です。神経のある生活歯には適用できませんので、あらかじめご了承ください。

ホワイトニングの
よくある質問

ホワイトニングは
どんな人でもできますか?
A.ホワイトニングは多くの人に適用できますが、妊娠中・授乳中の方、18歳未満の方は基本的に行うことができません。
(20歳未満の方はご両親等の同意書が必要です。)
また、さまざまな条件によって、事前に確認が必要な場合がございますので、当院では当日施術前にホワイトニングのカウンセリングを行なっております。
どのくらいで効果が出ますか?
A.ホワイトニングの効果は、個人差がありますが、通常は1回目の施術から効果が見られることが多いです。オフィスホワイトニングの場合、1~2回の施術で効果が実感できます。ホームホワイトニングでは、毎日使用して1~2週間で効果が現れることが一般的です。
ただし、歯の色の濃さやホワイトニングの種類によって、結果が出るまでの時間は異なります。
施術の際に痛みなどはありますか?
A.ホワイトニング施術中に痛みを感じることはありますが、通常は軽度です。
もともと知覚過敏等で歯が敏感な方は、一時的にしみる感覚を経験することがあります。
オフィスホワイトニングでは、施術中や直後に軽い痛みが生じることがありますが、多くの場合、数時間から1日で治まります。ホームホワイトニングの場合も、使用中に強くしみる場合は症状が治るまで使用を控えていただくと、症状は改善します。
不安がある場合は、いつでも当院に相談してください。